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似合うってなに?

「似合ってる!」

これってなにを根拠に言えるのでしょうか?サロンで髪を切った時、良い感じだなと思うときもあれば、何か違うなぁと感じることも。

また美容室でも、「似合わせます!」「似合わせカット」などとありますが、どのように似合わせるのでしょうか?

似合わせカットってよく聞くけど…?

信頼できる美容師さんにお任せして「良い感じ!!」となれば良いのですが、初めてのサロンではそうならないこともあるではないでしょうか?

自分で調べてみようと【似合う髪型】などで検索すると、「面長さんに似合う髪型」や「離れ目さんに似合う髪型」などと出てきますが、だからといってそれにしたいかというと別の話だと思うんです。

面長だからといって前髪は切りたくないし

ある種のコンプレックスを補正する考え方ならそれも正解だと思います。しかしそれではヘアスタイルが楽しめませんし、その他は似合わないといった考え方って面白くないですよね。

より自分らしく、心地良いヘアスタイルに」

この記事では似合うとはどういうことかを解説します。今後のヘアスタイルを楽しむ一つの参考としていただけると幸いです。

このサイトではいち美容師の筆者が考える「似合う」を紹介しております。決して他サロン様の提案する内容を否定するものではありません。

イメージマップをみてみよう

結論から言うと「似合う」=印象と合っているか?です。

自分らしい印象とヘアスタイルがあっていれば、周りの方からも「似合っているね」と言ってもらえるでしょう。

その印象をわかりやすく図にしたものがイメージマップです。

上下左右に行くにつれ、テイストはよりはっきりと強くなるイメージです。

横軸 warm ⇔ cool

左 warmに行くにつれ女性的、丸みを意味します。

右 coolに行くにつれ男性的、鋭さを意味します。

縦軸 soft ⇔ hard

上 softに行くに若々しい、軽さを意味します。

下 hardに行くにつれ落ち着き、重さを意味します。

 

このイメージマップの中で、自分らしい印象の位置を見つけていきます!

その位置を基本としてヘアスタイルが作れると、似合うヘアスタイルとなるわけですね!

ではどのように自分らしい印象の位置を見つけていくかというと、以下の3つのポイントです。

  • ファッションから受けるイメージ
  • 顔のバランス
  • パーソナルカラー オレンジのコントロール

 

ひとつずつ解説していきます。

ファッションから受けるイメージ

服は自分らしさを象徴する大事な要素です。まず服とあっていることが似合うヘアスタイルに近づく大きなポイントです。

なので環境や心境の変化、季節の変化でファッションが変われば、自ずと似合う髪型も変わってきます。

言葉で分けてみる

 

まずはわかりやすく簡単な言葉で大きく4つに分けられます。

く可愛い 上品で華やか 爽やかアクティブ 知的でかっこいい

ご自分のファッションの傾向がどのようなテイストか?またどのような言葉に共感が持てますか?

素材やアイテムで分けてみる

次は代表的なアイテムを分類してみました。どのような形、素材、柄の服を好んで着ていることが多いでしょうか?

ワンピースひとつとっても、色やシルエットも様々です。

さらには足元はスポーティーなス二ーカーを合わせるなど、どこか1点には定まりきらない場合がほとんどかと思います。

色で分けてみる

パーソナルカラーというわけではなく、あくまで好きな色や、お持ちの服に多い色の傾向という程度で大丈夫です。

 

顔のバランス

次に顔のバランスを見てきます。

ここでチェックするポイントは、目の幅にもう一つ分の目の幅が入るかどうかです。

広ければ遠心顔。お顔の印象としては、縦半分より上。く可愛い 爽やかアクティブ お顔です。

丁度目の幅であれば標準顔。真ん中に位置して、バランス良くどのような印象にも合わせやすいです。

狭ければ求心顔。縦半分より下。上品で華やか 知的でかっこいい印象のお顔立ちです。

 

しかし、顔がこうだからこうしなくてはいけないと言うのは、あまりとらわれる必要はありません。

あくまで顔だけの印象を見るとそう見えるというお話です。カラーやパーマやメイクもふまえトータルで考えていくことで、目指す印象を作っていく事ができます。

オレンジのコントロール

ご自身のパーソナルカラーはわかりますか?

春夏秋冬に肌色のタイプを分け、それぞれの似合う色を身につけようというものですが、なんとなくでしかわからない方は多いと思います。

サマーと言われたこともあるし、スプリングと言われたことも。

パーソナルカラーは、部屋の照明やファンデーション、日焼けなどによっても見え方が変わります。しっかりと判断されたい方は、協会の認定した講師の元で見てもらうことをお勧めします。

 

なかなか正確に判断することが難しいパーソナルカラー。

ただ、そもそも多くの方がヘアカラーにおいて再現したいトーンは限られてますよね?

スプリングの方が、ペールトーンが似合うからといって、そのままヘアカラーに当てはめることは稀だと思います。

そこで見ていくポイントがオレンジ色の有無」

これはブルーベースの方に注意が必要です。

ここで下の表をみるとブルーベース方が似合う色にオレンジは存在しないんです。

しかし、ヘアカラーの過程で出てくる問題がオレンジです。

日本人の髪は赤味の強い方が多く、脱色されていく過程でオレンジ色になります。

レベルスケールという髪の明るさを表したこの数字の12番〜14番。このくらいに色が抜けてしまった場合、オレンジが強く出てしまいます。目安で言うと一度ブリーチをした方や、明るいカラーを繰り返しされている方です。

まとめ

ヘアスタイルはファッションのイメージと、お顔のバランスパーソナルカラーを意識する。

ただ全てがバランスなので、一つが当てはまらないからダメではなく、他のポイントで似合うバランスを取る。

「〇〇は似合わない」。そんな言葉がなく、どうやったら似合うかを考えて色々なヘアスタイルに挑戦していただけたら幸いです。

 

ABOUT ME
ふしき
大阪天王寺美容室 FRAME駅前店 スタイリスト 「ナチュラルで上質。おしゃれで心地が良いショートカット」を提案。 歴13年 富山県出身